WSL 2にアップデートしていない場合は下記のリンクより記事を参照してください。
WSL 1からWSL 2へアップデート:完全ガイド
WSL 2はWindows 10 (バージョン 1903、ビルド 18362 以上)でのみ使用できます。 WSLのインストールの方法については下記のリンクの記事を参照してください。 WSLではWin…
WSLはWindows上でLinuxを使用できる環境ですが、
デフォルトではinitのプロセスがPID 1で実行されていないため、
systemdなどのサービスを使用することができません。
WSL 2のLinuxでsystemdを使用するためにはgenieと呼ばれるコンテナ内で実行できるため、
今回はWSL 2のUbuntu(Linux)にgenieを導入する方法を紹介します。
- sudoコマンドを使用する際にユーザーのパスワードを求められる場合がありますが、
パスワードを入力しても文字が出てこないのは仕様なのでそのまま入力してください。 - インストールの途中で確認のプロンプトが出る場合がございますが「y」を入力して続行してください。
目次
必要パッケージのインストール
.NetのランタイムやSDKのリポジトリをインストールします。
wget https://packages.microsoft.com/config/ubuntu/20.04/packages-microsoft-prod.deb -O packages-microsoft-prod.deb
sudo dpkg -i packages-microsoft-prod.deb
rm packages-microsoft-prod.deb
パッケージの一覧を更新します。
こちらを実行しないとパッケージのインストールに失敗する場合があります。
sudo apt update
必要パッケージをインストールします。
sudo apt install dotnet-runtime-5.0 lsb-release
リポジトリの追加
下記のコマンドをrootユーザーで実行します。
wget -O /etc/apt/trusted.gpg.d/wsl-transdebian.gpg https://arkane-systems.github.io/wsl-transdebian/apt/wsl-transdebian.gpg
chmod a+r /etc/apt/trusted.gpg.d/wsl-transdebian.gpg
cat << EOF > /etc/apt/sources.list.d/wsl-transdebian.list
deb https://arkane-systems.github.io/wsl-transdebian/apt/ $(lsb_release -cs) main
deb-src https://arkane-systems.github.io/wsl-transdebian/apt/ $(lsb_release -cs) main
EOF
apt update
パッケージのインストール
genieパッケージをインストールします。
sudo apt install systemd-genie
genieの実行
genieコマンドを実行してsystemdのコンテナを起動します。
genie -s
コメント