UbuntuはLinuxディストリビューションの中でも非常に人気があるOSです。
Ubuntuには標準でPythonはインストールされていますがOSが新しいバージョンだと、
古いバージョンのPythonをインストールするにはひと手間かける必要があります。
そこで今回はUbuntuで古いバージョンのPythonをインストールする方法を説明します。
目次
PPAリポジトリの追加
古いバージョンのPythonをインストールするにはPPAリポジトリを追加する必要があります。
PPAリポジトリとはソフトウェアパッケージを提供するために使用されるサードパティのリポジトリです。
ここではdeadsnakesという開発者が管理している「ppa:deadsnakes/ppa」というリポジトリを下記のコマンドを実行して追加します。
sudo add-apt-repository ppa:deadsnakes/ppa
Pythonのインストール
PPAリポジトリを追加したら下記のコマンドのようにインストールしたいPythonのバージョンを指定してインストールすることができます。
例えばPython 3.9をインストールしたい場合は下記のコマンドを実行します。
sudo apt update
sudo apt install python3.9
これでPython 3.9がインストールされ下記のコマンドのようにして使用することができます。
python3.9
pipのインストール
古いバージョンのPythonを使用する場合にはpipをインストールするのにもひと手間かかります。
こちらもpython 3.9を利用しているとの仮定で説明します。
まず「python3.9-distutils」というパッケージを下記のコマンドを実行してインストールします。
sudo apt update
sudo apt install python3.9-distutils
次にget-pip.pyを使用してpipを下記のコマンドでインストールします。
curl https://bootstrap.pypa.io/get-pip.py -o get-pip.py
sudo python3.9 get-pip.py
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